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書籍詳細

家庭医プライマリケア医入門
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【家庭医 プライマリ・ケア医 入門】

地域で求められる医師をめざして
著者 家庭医療学研究会
キーワード
 判型  A5  ・家庭医療
・プライマリ・ケア
・地域医療
・総合診療
・開業医
・診療所
頁数 299ページ
定価
3,780円(税込)
ISBN 4-938866-16-1
本書の概要

 わが国の医療機関を訪れる患者さんの病気の多くは,いわゆる風邪などの日常病であり,糖尿病など生活習慣病である。また,高齢者を対象とする在宅医療もこれからはますます重要視されるようになってきている。これらを診療するのは臓器別の専門医療ではなく,患者やその家族や地域をも視野にいれた医療すなわち家庭医療であり,専門家としての家庭医である。にもかかわらず,家庭医は日本では医療システムとしては組み込まれておらず,資格としてもまだ確立されたものではない。残念ながら日本では家庭医療を体系的に学べる施設も機会もほとんどないのが現状である。したがって,日本で最初から家庭医として訓練を受けた医師もほとんどいない。臓器別のスペシャリストが開業して家庭医になる。それが今の日本の医療である。本書は,そのような家庭医をめざす人に向けた先輩家庭医のアドバイスである。


内容

【家庭医を志す人へ】
1.病院から診療所へ,専門医からプライマリ・ケア医へ
2.家庭医とは

【先輩家庭医からのアドバイス】
〈勤務医時代との違い〉
3.総合的な医療が必要であるか
4.高度先進医療から遠ざかるか
5.日常病の対応は容易であるか
〈臓器別専門医との違い〉
6.専門医,認定医の資格は必要か
7.患者が求めているものとは
〈家庭医開業に何が必要か〉
8.アンケートにみる診療所医師の必須スキル
9.医学教育で何を学んでおくべきか

【家庭医に求められる技能】
10.診療所開設までに準備しておくこと,あとからでも間に合うこと−医学の知識と手技
〈家庭医の守備範囲〉
11.予防・治療・ケア・健康増進の担い手として
12.よくみられる疾患や症状の特徴と頻度 〈家庭医の診療〉
13.コミュニケーション技法
14.日常病診療のポイント
15.患者教育とヘルスプロモーション−健康増進,疾病予防,早期発見
16.重要疾患の対応と高次医療機関への紹介
17.家庭医と救急医療−officeemergencies
18.在宅医療と在宅ターミナル・ケア
19.未習熟の知識の習得方法−自己研修はどのようにすべきか
20.よくある医療事故とその対応策
〈生涯学習,情報の収集整理〉
21.最新医学情報の入手法
22.病院カンファランスへ参加する
23.通読するとよい雑誌,書籍
24.参加するとよい学会,研究会
25.インターネット,Eメールの活用法
26.医薬品情報の入手法

【診療所に必要なマネージメント】
27.診療所開設までに準備しておくこと,あとからでも間に合うこと−マネージメント
〈診療所に必要な患者サービス〉
28.患者のためのアメニティ
29.患者のプライバシー確保
30.情報開示
31.24時間対応とその考え方−患者の安心感のために
〈診療所の管理,運営〉
32.カルテを中心とした情報の管理
33.院内処方と院外処方―院外処方導入の経験から−
34.プライマリ・ケア診療所におくべき基本薬剤
35.最低限必要な医療機器
36.レセプト業務
37.職員と労務管理
38.経営

【診療所および家庭医と地域での役割】
〈家庭医をめぐる協力関係〉
39.グループ化による診療
40.病診連携,診診連携を行うには
41.在宅医療におけるネットワーク構築
42.他の職種との連携
43.後方病院の確保
〈地域での役割〉
44.校医の役割
45.産業医の役割
46.地域住民の医療コンサルタントの役割−健康情報番組に負けないために

【おわりに】
47.家庭医の視点とは

【コラム】
めざすべき家庭医とは
へき地医療と家庭医療
患者の大病院指向に対応できるか
開業時の借金について
家庭医のための武者修行−私の研修記録
私の病院カンファランス利用法
家庭医に適した研究発表のヒント
メーリングリストにきたメールから
医師のこだわりアメニティ
医師自身のプライベート時間の確保@
開業時に用意する医薬品リスト
開業してわかったこと
医師自身のプライベート時間の確保A
診療報酬制度が抱える矛盾
私たちの経営@
私たちの経営A
開業時に必要な資金について
単独開業の時代は終わった?
誰と協力診療するのか−2種類の協力医

編者紹介

  病んだ一人の人,その人の家庭,そしてその背後にある地域を一個のまとまりのあるものとして取り扱う家庭医療学の確立とそれを実践する家庭医の養成をめざして,1986年に設立された。家庭医はもちろん,家庭医を志向する医師,家庭医の養成にかかわるさまざまな医療スタッフ,およびこれらの職種をめざす学生などが参加している。おもな活動として,春に家庭医の生涯教育のためのワークショップ,夏に家庭医をめざす学生や研修医のための夏期セミナー,秋の研究集会としての総会が毎年開催される。また,機関誌としての「家庭医療」とニュースレター「家庭医療学研究会報」も定期的に発行されている。

執筆者一覧(五十音順)

内山富士雄 内山クリニック(茅ヶ崎市)
大滝純司 北海道大学医学部附属病院総合診療部
大野毎子 東京勤労者医療会外苑診療所
越智則晶 越智ファミリークリニック(三重県度会町)
葛西龍樹 日鋼記念病院・北海道家庭医療学センター
木戸友幸 木戸医院(大阪市)
木村眞司 札幌医科大学医学部地域医療総合医学講座
金 國鍾 内山クリニック(茅ヶ崎市)
小泉俊三 佐賀医科大学総合診療部
桜井 隆 さくらいクリニック(尼崎市)
白浜雅司 三瀬村国民健康保険診療所(佐賀県三瀬村)
末廣満彦 奈義ファミリークリニック(岡山県奈義町)
高橋久子 ベイシティクリニック(浦安市)
武田伸二 東町ファミリークリニック(岩見沢市)
田坂佳千 田坂内科医院(広島市)
津田 司 三重大学医学部附属病院総合診療部
外山 学 益田診療所(門真市)
楢戸健次郎 美流渡診療所(北海道栗沢町)
濱崎圭三 自治医科大学地域医療学
林 直樹 東武塚田クリニック(船橋市)
伴 信太郎 名古屋大学医学部附属病院総合診療部
福岡英明 いぬい医院(岡山市)
藤崎和彦 奈良県立医科大学衛生学教室
藤沼康樹 生協浮間診療所
藤原靖士 安良里診療所(静岡県賀茂村)
前沢政次 北海道大学医学部附属病院総合診療部
三谷一裕 三谷医院(吹田市)
森 博彦 森内科医院(名古屋市)
安田英己 安田内科医院(岡山市)
山田隆司 揖斐郡北西部地域医療センター(岐阜県久瀬村)
山本和利 札幌医科大学医学部地域医療総合医学講座
横谷省治 三重大学医学部附属病院総合診療部

著者から

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