日本ホスピス・在宅ケア研究会 編
ISBN 978-4-938866-26-6
A5判 247ページ
病院を退院して自宅で療養を希望するがん患者とその家族を支援するために、種々の症状の緩和、告知などよいコミュニケーション法、介護の方法、食事や旅行など日常を送るうえでの生活の工夫、医療費の知識、など多角的なサポートをまとめたもの。
■退院したがん患者とその家族が医療者に求めるものとは
■ホスピスケアとは,緩和ケア病棟とは,在宅ホスピスとは
■在宅療養を支援する人たちの役割はどうなっているか
■在宅ケアを可能にする条件とは
■在宅療養を支援するために医療側で用意すべきものは
■がん患者訪問時に医療者が配慮すべきことはどんなことか
■在宅療養を希望する患者の家族への最初のアドバイスは
■進行がん患者と家族の心理はどのような状態か
■終末期患者や家族とどのようにコミュニケーションするとよいか
■在宅ケアを行っている家族の悩みとは
■治癒が望めない患者とその家族にはどのようにアプローチすればよいか
■治癒が望めない患者や家族がさらに積極的な治療を希望したときどう応えるとよいか
■在宅医療における精神的ケアはどうすればよいか
■「告知」患者にどう真実を告げるか
■告知に対して家族が反対しているときにはどのように対応するのがよいか
■患者や家族が病名や病状を認めないときはどう対応するか
■再発や転移の可能性を問われたがどのように答えればよいか
■余命を尋ねられたらどう答えるとよいか
■患者が「死にたい」といったときはどう応えるとよいか
■再入院が必要なときとは
■休日・夜間や緊急時の対応と連絡はどのようにするとよいか
■在宅で抗がん剤治療を受けている人にどのように対応するか
■がんワクチン(丸山ワクチン)を使ってほしいと患者にいわれたときは
■患者が経口摂取できなくなったときどう対応すればよいか
■PEG装着の患者で注意してもらうことは
■コントロール困難な倦怠感を訴える患者にはどうすればよいか
■がん患者にみられる精神症状(せん妄)にはどのように対応すればよいか
■疼痛の程度を客観的に知る方法はあるか
■鎮痛療法は何からはじめるのがよいのか
■モルヒネを効果的に用いるためには
■モルヒネの副作用対策はどのようにすれば効果的か
■モルヒネを服用するうえで患者と家族に注意してもらうことは
■モルヒネ以外の鎮痛剤にはどのようなものがあるか(モルヒネの効きにくい痛みに対して)
■患者と家族がモルヒネ投与を拒否する場合はどのようにして理解してもらうとよいか
■セデーションが必要なときとは
■患者が安全で快適に過ごすための改良・工夫のアドバイスは
■食欲不振に対してどうアドバイスするとよいか
■便秘に対してどうアドバイスするとよいか
■嘔気・嘔吐に対してどうアドバイスするとよいか
■かゆみやしゃっくりなどの対応法は
■旅行を希望する患者・家族へのアドバイスは
■患者が仕事に復帰するときをどう見極めるか
■薬の服用を上手に自己管理してもらうには
■患者が検査・治療を自分で決めるために支援できることは
■介護の負担を軽くするために家族にはどのようにアドバイスするとよいか
■家族に注意してもらうべき在宅療養中の患者の変化は
■患者や家族が補完・代替療法を希望したときにはどう対応するとよいか
■感染症予防について家族に注意してもらうことは
■患者が夜中に苦痛を訴えたとき,家族にできるケアとは
■在宅で呼吸が苦しいときの介護者へのアドバイスは
■在宅酸素療法をどのように利用するか
■褥瘡ができたとき家族にできることは
■尿道カテーテル留置時に家族にはどんな点に注意してもらえばよいか
■人工肛門を設置している患者に注意してもらうことは
■身体を清潔にするために介護者にできることは
■口腔トラブルを避けるためにはどのようにケアすればよいか
■介護者が外出して患者一人になる場合にどうアドバイスするとよいか
■在宅で中心静脈栄養法を施行中の患者と家族に注意してもらうことは
■家族が看取るために必要なアドバイスとは
■考えられる末期の1週間の経過をどう説明するか
■身近な人を失った直後の家族にはどのように接するのがよいか
■身近な人を失った家族はどのようにケアしていけばよいのか
■退院したがん患者と家族を地域で支えるには
■患者に経済的余裕がない場合まずどこに相談してもらうとよいか
■医療費の助成受けるにはどうするとよいか
■がんの在宅ケアで介護保険を活用するには
■在宅ターミナルケアのケアプランを立てるには