ごあいさつ

プリメド社はプライマリ・ケアの現場にお役に立つ書籍づくりをめざしています

　地域に根ざした医療であるプライマリ・ケアの主な担い手は街の診療所といえるでしょう。その診療所の医療は、大きな病院の医療とは異なる特徴があります。

　プライマリ・ケアでは、専門細分化された病院とは違い、一人の医師が診療する病気の対象が広いこと、患者さんの年齢層も広いこと、患者さんとの付き合いが長くなること、など大きな特徴があります。それだけでなく、そこを訪れる患者さんの訴えは実にさまざまです。そのためプライマリ・ケアの現場を受け持つ医師やスタッフは、その場その時に合わせた臨機応変の対応が求められます。それは、単に教科書に記載されたスキルだけでなく、経験に裏打ちされた“コツ”も重要な要素となります。

　当社の書籍は、そのようなプライマリ・ケアの現場を徹底的に追究し、教科書には記載されていないものの、多くの現場で培われた診療の“コツ”をご紹介してきました。

　また、多くの診療所では、院長（所長）は日常診療を行いつつ、診療所の運営にも携わっています。安心して診療を続けていくためには、上手な運営（マネジメント）が欠かせません。そのために当社では、診療所ならではのマネジメントをもう一つの出版テーマとして掲げています。

　診療所をはじめとするプライマリ・ケアの現場に真に役立つ書籍を用意していきたいと考えています。

株式会社プリメド社
代表取締役　鎌田　昌彦