脳卒中医療が大きく変わってきている。急性発症時/TIAへの対応、抗血小板薬の使い方、心房細動患者における脳塞栓の予防法、抗血栓薬内服時の抜歯や手術時の対応など。脳卒中は予防に勝る治療はない。発症のサインを見逃さないことも重要。
1 脳卒中の発症要因と生活習慣病
2 生活習慣病以外の発症要因
3 脳卒中の各病期ごとに対応すべきこと
4 発症のきっかけとなる誘因
5 知っておくべき脳卒中のガイドライン
6 スムーズな連携のための脳卒中の診療システム
7 脳卒中診療に求められる地域連携パス
8 リスクの評価
9 リスク評価のために最低限準備すべき検査
10 日常診療における検査とその頻度
11 患者へリスクの上手に説明法
12 脳卒中のリスクとしてのメタボリックシンドローム
13 喫煙者のリスクの見極め方
14 ピルとホルモン補充療法のリスクの見極め方
15 無症候性の脳血管病変が見つかったときの対応法
16 脳卒中を発症させない生活習慣の修正のポイント
17 脳卒中を発症させない高血圧管理
18 脳卒中を発症させない糖尿病管理
19 脳卒中を発症させない心房細動管理
20 脳卒中を発症させない脂質異常症管理
21 脳卒中を発症させない禁煙支援
22 重複するリスクに対する多角管理
23 患者と家族に脳卒中の5つの症状を知ってもらうコツ
24 TIAを見逃さないコツ
25 家族から「様子がおかしい」と電話があったときのトリアージ
26 受診した患者を専門医にすぐ紹介すべき場合の見極め方
27 Walk Inで受診した脳卒中患者の見つけ方
28 高次医療機関へ転送するまでにプライマリ・ケアで行うべき処置
29 脳卒中発症後に行われる急性期の診療
30 回復期リハビリテーション病院の選択のポイント
31 退院する病院から得ておくべき情報
32 退院した患者の不安を軽減させるために必要なこと
33 再発予防のための抗血栓療法の意義と留意しておきたいこと
34 服薬が続かない患者へのアドヒアランス対策
35 再発させないための生活習慣病管理
36 再発患者のフォローのために注意すべきこと